アリスソフトのゲームってどうやってカテゴライズしたらええのん

ゲームっぽいエロゲー、簡単に言うとアリスソフト作品のことだが、これをどういったカテゴリで呼ぶかいつも迷う。「ゲームパートあり」「狭義ゲーム性を含む」「攻略性を含む」「非AVG」どれも完全ではない。何か新語が必要であるような気がする。
「ゲーマー向けエロゲー」。わりと過不足がないカテゴライズだろうか。これだとガチなAVGも含みそうだがまあそれでいいんじゃないか。で、その中に「ゲームパート付エロゲー」、つまりエロゲー部分と半ば独立したRPGなりがくっついてる作品があると。
ちょっと待てと。まあ格ゲーとかはSTGはともかく、なんでRPGなりSLGで「エロゲー」部分が独立してしまうのかと。Ⅳ以前のランスなんかはかなりピュアにRPGで道中エロイベントが発生する形のようだが、そのランスもⅥではAVG+RPGになってしまっている。
理由としては、ギャルが見たいのにチップキャラ出ずっぱりは困るよと。なんで、基本的にストーリー進行はAVGで行い、それだけだとつまんないので「ゲームパート」がくっつくことになる。
待ちなさいよと。それはチキンカツ生姜焼き弁当(美味しい物を食い合わせ関係なく詰め合わせ)じゃないかと。そういうことをすると、どっちかにハマるともう一方が邪魔ってことになりがち。「SLGパートスキップ」という自殺的なパッチを出さざるを得なかった『スピたん』のようにね。
じゃあ、単一のシステム上に両方の要素を組み込みましょうよという話になる。RPGエロゲーで例示すると、ピュアAVGに寄せたのが『紅蓮』シリーズ。ピュアRPGに寄せたのが前述通り『ランスⅠ〜Ⅳ』。じゃあこれでイケるか?
そうは問屋が卸しませんよ。まずピュアAVG寄せの場合、単純に戦闘システムと演出が超しょっぱくなる。ピュアRPG寄せの場合、ビジュアルがしょっぱくなる。当たり前ですね、それを避けるために両方一人前にして詰め合わせてあるんだから。じゃあどうしましょうかという話になる。
ピュアAVG寄せの場合、歯応えを強くしようと思ったらAVGとしてパワーアップしなさいよというツッコミが入るのはまあ自明である。じゃあピュアRPG+萌え+エロで、RPGのシステム上にうまいこと載せるにはどうしましょうかと。3Dじゃないでしょうか。
というような話を前にもして、『セイクリッド・プルーム』って未来のエロゲなんじゃね、未プレイだけど。と言ったきりやっぱりプレイしてないのだった。

セイクリッド・プルーム

セイクリッド・プルーム