上条さんの説教は「お前だってリア充になりたかったんだろう! ちょっとくらい長い彼女いない歴で諦めてんじゃねえ!」なのでウザいという話。これが若干クリティカルじゃないのは、そげぶされるキャラが悟ってないリア充志望だから。
じゃあ、オレたちガチ非モテ反リア充二次ヲタ萌え豚の代表はいないのか。はまづらか、いや違う。一通か、いや惜しい。半蔵じゃねーのかなァ?
学園都市が科学サイド、十字教が魔術サイド、マギー審司が奇術サイドって話があったが、半蔵は忍術サイドじゃないですか。科学にも魔術にも属していない。オタク(忍者)であることを恥じているけど、エロゲーの女の子(郭ちゃん)は可愛い、っていう話じゃんSS2。
半蔵はスキルアウトという(恋愛)資本主義社会の最底辺で生きていて、そこでの地位もある。けれど、そこにすべてを捧げてはいないし、スキルアウトの真のボスになろうともしない。自分はそこに相応しくないと思ってる。なぜならそれは世を忍ぶ仮の姿だから。職業忍者ではなくても、半蔵は忍者である己から逃れられない。
そんな半蔵の希望ははまづらに託されてしまうのかしらん?というのがロシア編以降の注目ポイントになろうか。
とある魔術の禁書目録(インデックス)SS〈2〉 (電撃文庫)
- 作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/11/10
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