『AKB49』が面白い:非実在美少女

浦川みのりは非実在美少女である。
実在美少女であるユキ(『ゆびさきミルクティー』)との違い。
準にゃん(『はぴねす!』)にしてもユキにしても、あるいは絆(『プラナス・ガール』)にしても、「変身後」の姿には本人の欲望が含まれている。キレイになりたいという気持ち。しかし浦川みのりは違う。他の誰かを救うために始まり、他の誰かの想いに応えるために続け、んで来週どうなんのかなっていう。
完全なアニマであるわけですよ。浦川みのり。まさしく神。ところがそれは浦山実の実存と全く合致しない。完全な偶像。まさしくアイドル。そしたらもう閃光のようにまぶしく燃えて消え去るのが一番きれいなんだけど、「実」自身に「みのり」を演じるモティベーションが生まれるともっとキモくて楽しいことになる。

AKB49~恋愛禁止条例~(1) (講談社コミックス)

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ゆびさきミルクティー 1 (ジェッツコミックス)

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プラナス・ガール 1 (ガンガンコミックスJOKER)

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