かんなぎ騒動についてのまとめ案

かんなぎ騒動についてのまとめ案と関連議論
リンク先見づらいので要旨。

  • 漫画に気に入らない展開があったとして。正当な手段としては、「雑誌・単行本を買わない」「アンケート葉書を出す」などが挙げられる。これは、現実社会に即せば投票・政党活動にたとえられる。
  • しかし、これらの行動によって先の物語展開に影響を与えることは、現実的ではないと考えられている。また、すでに描かれた物語を覆すことはできない。
  • 間接民主政体における民衆の行動が、政策に影響を与えることではなく、不満の表明のレベルに留まりがちであるのは、まさしくこのような、権利主体と政策実行者の乖離による。
  • かんなぎ騒動のような破滅的事態を避けるために取りうる対策は、「作品の展開にユーザーの意見が反映されるという信頼の醸成」「実行された/される作品展開に対するユーザーへの説明」「ユーザーの要求を事前に汲んだ作品展開」などとなる。もしくは、ユーザーをよく訓練して独裁体制を作るか。
  • かんなぎ騒動に即せば、騒動の初期段階で作者が出動して説明を行えば、破滅的な波及は避けられた可能性がある。
  • 本編の展開が気に食わなけりゃ二次創作すればいいじゃん、つっても誰もがそんなに「ヒマ」じゃないし、普通の人は今やってることをやり続けるだけで精一杯だよ。
  • 少なくともユーザーの合理的な行動によって、ある種の作品展開に対するリスクが明確に認識された。現実は動いた。ならば、そのようなユーザーこそが変わるべきだと考える人も、合理的に行動しなければならない。