月刊NUKI-GAMERSボツレビュー

 上記記事で『大悪司』のレビューを掲載したが、実は『Natural Another One』でもう一本書いていた。せっかくなので公開しておく。

レビュー:Natural Another One

title:Natural Another One
brand:DreamSoft
review:調教系作品の大半では、調教を推し進める意思を持っているのは基本的に男性側であり、ヒロインは“被害者”の立場となる。
そこに調教者と被調教者の恋愛要素を持ち込んだのが『Natural』シリーズであるが、『Another One』は特にヒロインが調教に臨む積極的理由を強調している。主人公・薫はサド性癖の持ち主で、甚振ることによってしか女性を愛することができないが、決して自ら望んで女性を縛って回っているわけではないのだ。
教え子・水緒は薫を愛を得んがため。
婚約者・遥は自らの秘めたマゾ性癖のため。
半ばヒロインが主人公を巻き込むような形で調教の宴が幕を開ける。こうした作品はあまり例がない。
この作品では、ヒロインの側が“調教される強い動機”を持つことで、強烈な印象を放っているし、ストーリーも読みでのあるものになっている。特に遥が天才的奴隷として水緒の対抗心を煽る様は楽しくて仕方がない。

Natural Another One DVDPG

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