8665^2(はるるこのじじょー)

 RUNEの新作。
 『神様のいうとおりッ』のにおいが濃厚に漂う。
 『神様』はね、もう、パッと見からだいぶキてたわけです。くじアンすぎるだろうと。くじびきAI-BIKIスクランブルとか言ってる場合じゃないでしょ。もちろんキャラクターの配置とかは全然違うにしても、あからさますぎんじゃねーの。
 でも、実際プレイしてみたら、くじびきそっちのけのハートフルイチャイチャエロエロストーリー。これ、くじびきにする必要あったの。釣り? RUNEってそういうメーカーじゃないっしょ。じゃあ単にやりたかっただけか。
 という、わりと何がしたいのかわからない、かつ、普通に面白い、そしてエロい、という、極めてわけわかめな作品でありました、『神様』。
 で、『8665^2』。どう見てもハルヒです。本当にありがとうございました。というファーストインプレッションが『神様』に近しく、逆に期待に満ち溢れる俺がいたのでありますよ。ハル研て。SOS団に代わる名称を探してたら手元に星のカービィがありました、みたいな。いいのか、そんなんで。別にいいのか。
 突然右往左往し始める俺、ちょっと考えましたよ。『神様』の面白さはエロゲ業界が誇る変態シナリオライターコンビ、尾之上咲太&猫舌あちの力に拠るところが大きい。と思う。原画が赤丸なのは見りゃわかるけどライター誰よ。
 SPECページを開く俺。FLASHで苛々する俺。想ファクトリー。誰。というか、何。たちまち不安に囚われる俺、参上。教えてGoogle先生! ほれよ。
 そして、『凌辱ファミレス調教メニュー』『ナースにおまかせ』『ニセ教祖』という素晴らしい並びを見てどっと安堵ですよ。ファミレスとか、抜きゲオールタイムベストで五指に入りますよ。2時間語れますよ。ニセ教祖も大好きだよ。つーか名前見て気付けよ、というレベル。朝凪軽しか覚えてなかった。ま、ここいらの作品については明らかにディレクティングの貢献が大きい、つまるとこ企画勝ちっぽいけれども。むしろ『レンジdeまりね』も予習してやろうか、という心の余裕すら生まれたね。
 あと、テレビの娘が性欲の限界へ挑戦を求められるがごときで興味深い。脱げたり抜けたりしたらディスク叩き割ってやろう、と心に誓ったとか誓わなかったとか。あ、まさかハルルコの元ネタってハルハラ・ハル子も入ってたりすんのかね。