C77参戦記1

今回も青春18きっぷの旅である。自分のサークルが落ちたので新刊はない。新刊を出さない理由にしたというほうが正しい。
ところで、文章系同人誌は絵系に比べて儲かりにくいのは間違いないだろう。そこで、利益を度外視してでもやりたいことをやるべきか、なんとかして儲かる道を探すべきかという考え方の違いが出てくる。
これはもちろん儲かる道を探すべきだ。儲からないならネットで発表したほうがよい。金がかからないだけでなく、読める人が増える。
半径1クリック以内ではなく会場でスペースを訪れる人に読んでほしい、締め切りがないと書けない、本になると悦楽を感じる、などの特殊な理由がある場合は除く。
つまり、夏コミで思いっきり赤字だったのでイモを引いた。儲かりそうなネタを持っていなかったともいう。
今回ひとまず申込書は買って帰るつもりだが、申込期限までに何かネタを――というか絵師を捕まえてサークルカットを描いてもらう必要がある。
どうしようかなあ。
というようなことを考えているとわりと時間が潰せる。
この原稿はポメラで書いている。乾電池駆動のポメラは移動中の執筆に最適である。書き物は自分の脳がカラッポにならない限り延々と続けられるので、これまた暇つぶしには最適といえる。普段は使う当てが全くないネタはわざわざ書き起こさなかったりするが、移動中は目的がすり替わるのでいろいろとたまっていたネタが出てくる。脳の大掃除のようなものだろうか。
新大阪のネカフェで一泊。当日のランデブー予定なぞを連絡する。
Twitterを初めてから人に会うことが劇的に増えた。というかこれはもう友達が増えたと言ってよかろう。友達が増えた。何年ぶりの出来事かわからない。Twitterは出会い系である。