男として『おおきく振りかぶって』は許せても『3月のライオン』は許せない問題。
『おおきく振りかぶって』は男の世界に対する外部的な視点、つまるところ球児萌えを根拠としている。従ってそこで描かれる球児の世界は、向けられる目線こそ歪んでいれどピュアではある。『3月のライオン』は女子供的女々しさを男の世界に侵入させてしまっている。キャラの心情的にも人間関係的にも。
綿密な取材に基きつつもファンタジーに満ちた『おおきく振りかぶって』に対して、『3月のライオン』の圧倒的しみったれ感。キラキラ感の欠如。もちろん、それはムカつくというだけの話で、つまんないということではないのだが。
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