『ハートキャッチプリキュア!』ヤバい、傑作の予感。長峯監督はやっぱ凄え

ぶっちゃけると初見の印象は微妙でした。が……録画を観直してみると、こう、凄い。
チキンカツ生姜焼き弁当だと思っていたら幕の内弁当だったという。わからないですねスミマセン。
脚本が凄い。そしてOPEDがありえないくらい凄い。どう凄いかについて書くと本当に長くなるので明日以降にしますが。
シリーズディレクターの長峯達也氏は、過去プリキュアシリーズにおいては『プリキュア5』『プリキュア5GoGo』劇場版の監督として携わっています。ぼくはこの映画の熱烈なファンですが、そのときも初見の印象は微妙でした。長峯監督の演出は毎度、1回では噛み砕けません。あんま期待はしてないんだけどねーとか言いつつDVD複数買いする羽目に、二度も陥ったにも関わらず、まだ彼を信用していなかったようです。頭をついて謝罪したい。
とりあえず、抽象的な言い方でまとめると。
長峯監督の劇場版2作品は、TVシリーズからの要素の抽出、及びそこからの発展が非常に優れていました。この辺りは同人誌で論じたところです。言い換えれば、長峯達也の類稀なる資質は「読解力」にあると言えます。
その読解力が、今回はプリキュアシリーズ全体に対して適用されている。『ハートキャッチ』は明らかに初代からのプリキュアシリーズをリスペクトし、踏まえた上で、さらなる発展を意図しています。ていうか、これ、もう、『フレッシュ』のやり直しだよね。立場ねーよフレッシュ。
で、まとめるべき内容としては……

って、内容が膨大かつ相互に関連していてキリがないんですけど。語るべきところが多すぎる。この、作品を構成する要素が有機的に絡み合っている感じ、まさに映画プリキュア5なんですよ。長峯監督すげえ。
とにかく、OPEDはめちゃくちゃ情報が詰まってるので録画してる方は観直してみることをおすすめします。