ガーネット編。以下ネタバレ隔離。
スピカスピカ言っててやる気が失せる。もうその話は終わったよ!
ここまでやるなら最後までうんこマンの一番はスピカってくらいじゃないと納得しがたい。スピカの幸せのためにセカイ全部幸せにする、でいいじゃん。
スピカルートの導入が圧倒的暫定感だったせいで、そんなスピカだいすきって言われてもこっちはそんなでもねえよっていう。
ガーネットの兄の話にしても、その謎を明らかにしようという運動がどこにもないどころか、謎があるとすら言われてない状態でいきなりオープンされても「鬱展開ウゼェ」という感想しか出ない。
鬱展開なんか持ち上げて落とす手管がないと鬱陶しいだけスよ、基本。
全体的に、「予期」のメカニズムに問題を抱えていると思う。プレイヤーがなにを楽しみにしてプレイするのかということがあって、初めてそれを叶えるなり裏切るなりで感動を与えることになると思うのだが。
物語の推進力となるものはなんだ?
ミステリじゃない、燃えでもない、楽しい日常でもない、いったいどこに話の軸があるのか。
ここんとこプレイしてた『るいは智を呼ぶ』とか『俺たちに翼はない』もそうだが、「可能な表現」のアイディアばっかり詰め込まれてて、なにを見せたいのかがよくわからん。